汚部屋脱出方法 服の片付け1

汚部屋脱出

部屋のあちこちにアリ塚のような服の山ができていて、椅子にも服がかかっているし、いろんなところに突っ張り棒をして洋服をかけ、洋服ダンスはぱんぱん、なのに外に着ていく服がない。

この状態から業者にたよらず、脱出するにはどうしたらいいの?

とにかく物量がすごいので気力と時間が必要なことは間違いありません。でも、服を片付けたい気持ちはもう、すでにありますよね。必要なのは時間だけ。最低でも丸一日、服を片付けるために予定をあけてのぞみましょう。

基本は台所や玄関と同じ。

繰り返しになりますが、「常に散らかっていて片づけようとしても収納スペースは全部いっぱいで入れるところがない」状態を改善するには物の数を減らして「管理可能な数」にするしかない。人が管理できる物の数には限界があって、その限界は人によって違います。片付けられない人は、管理できる物の数がほかの人に比べて少ないのです。

自分の管理限界量はすぐにはわからないので、とりあえず現在の収納場所に入る量、理想は収納率80%を目標にして捨てます。

汚部屋脱出の方法は、2ステップです。

第1ステップ「家中の服を集めて分類し、ゴミは捨てる」

ゴミ袋を十分に用意します。服は比較的ゴミの中では軽いので、大き目の普通のゴミ袋で大丈夫です。

■家中の全ての衣類を集める

まず、家中のすべての服を一か所に集めます。買って袋に入れたまま放置されている服も取り出して集めます。多分恐ろしいくらいのすごい量になると思います。何十年も買い集めた服ですからね!でも、集めなければ始まりませんから、心を無にして集めます。

⇒部屋の床にお弁当の空き容器やペットボトル、DMが散乱していて服を集める場所がない場合

■種類別に小山を作る

ヒートテックの山、タイツの山、下着の山、シャツの山、Tシャツの山、スカートの山、セーターの山、カーディガンの山、コートの山などなど。ひたすら仲間同士を一緒にします。

■ゴミをすてる

山づくりの最中に、やぶれていたり穴が開いていたり、シミがあったり毛玉がひどかったりするものはゴミ袋にいれてしまいます。残すものと捨てるものの判定はわけたあとにやりますが、山づくりの最中にゴミ認識したものはこの後の工程が必要ないですし、見ていたくないですよね。

集めて分類したら気付くと思います。それぞれが山ほどありますから、非常用に、と穴の開いた靴下まで取っておく必要などないことに。

■服を分類するだけで節約になる!

この作業をする前は、どの靴下も片方だけしか見当たらなかったので、靴下のまとめ買いを予定していました。ところが小山にわけていくうちに片方だけの靴下が大量に発掘され、ほぼ全部ペアになり(片方の靴下もゴミとして捨てていないのでそうなりますよね)、最終的には20足程度の靴下を保有していることが分かりました。

靴下が足りなかったんじゃなくて、靴下を持っていることに気付いていなかったんですね。所有していても、管理できていなかったら「靴下」としてはないのと同じ。でも、全部集めてきて分類したことで20足の靴下を買ったのと同じ状態になりました。家が片付いている人はお金を貯められるといいますが、実際あり得ると思います。

第2ステップ「管理可能な数になるまで、捨てる」

■引き出しの中、ハンガーラックのレイアウトを決める

どの引き出しにはどんなものを入れたら使いやすいか。自分なりに決めます。

■しまうものを選ぶ

結局のところ「入れる場所に入る分以上は持てない」ことを忘れずに。今の数では入らない。そうしたら、傷んでいるものから順番に捨てていきます。

■(例)下着、靴下、タイツなど

ちょっと首が伸びてるけど、下着だし、ちょっと毛玉があるけど家で着るのだし、そう思ってとっておいたもの。入れる場所に入る分だけしかないのならそのまま使えばいいけれど、入る分以上のものがあるなら処分する、きれいなもの・お気に入りのものを残して、溢れたものを捨てていきます。

下着、靴下、タイツなどは、日常生活に必要な数+α(洗濯ができない事態に備え多少予備も。)が残れば、余剰分を捨ててしまってもその後の生活になんら問題は発生しませんので、しょぼいもの・気に入らないものから捨てて収納可能な数にしましょう。

猫型ロボットがいないわたしたちは、収納場所に入る以上のものを所有した状態で部屋を片付けるなんてできないのです。

■服を管理できる分だけに絞ると、着る服を選ぶのが楽になる。楽しくなる!

もう家中あちこちにあるアリ塚の中から着ていく服を発掘する作業は必要ありません。自分で選んだ使える服だけが、あるべき場所に収納されています。着る服を選ぶのが楽しくなりますよ!

⇒ そうは言っても、捨てられない!場合の対処方法

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