過去、ITバブル崩壊、リーマンショックなど「投資をはじめる→大暴落」の繰り返しで、大損してきました。
特にリーマンショック時は、持ち続けて回復を待つこともできない「蒸発」状態になってしまい、ものすごく損失を出してしまいました。(証拠金取引に手をだしてしまったため)
なので投資をしないほうがよかったなあ、現金最強だなあとずっと思っていました。
でも。給料は10年間全く全くあがっていないのに税金は増えていて、生活は右肩下がり。貯金をしても超低金利で利息がほとんどつかない。ものすごく長生きしてしまったら、今の仕事のまま&預金だけでは将来の資金が足りないかもしれない。
ここではじめるとまた大暴落をくらってしまう予感もあるのですが、今までの悲しい体験と同じ失敗はしないように、マイルールを決めて投資に臨もうかと思っています。
まずは自分の経験から学んだ絶対の縛り
証拠金取引はしない。
現物の取引以外は行わない。投資信託であってもレバレッジをかけた商品は買わないルールにします。利益も大きいが損失も大きい。含み損を抱えて持ち続けること自体ができない可能性があるためです(損失が本体の金額を超える可能性)。ただでさえ株式は暴落時に50%程度減る可能性があるうえに、円高も一緒に来るとさらに一気に30%くらい下がるので、最悪70%近く減るかもしれない。これにレバレッジなんてかけていたら、元本残らないですよね。こわい。
これは過去にFX投資で失敗した経験からです。レバレッジをかけることで相場の変動で儲けることができていましたが、急激な円高でそれまでの収益も元本もすべてを失いました。
いままた、投資をはじめようとしているわたしは、ITバブル崩壊やリーマンショックのときのあの痛みを忘れ、他人がもうかっているのをみて自分もやりたいやりたい病になっています。 20代30代と違い、失敗しすぎるとリカバリーの時間がないので、自分の欲深さや弱さによって危険マシマシにしないよう心を強く持たないといけないです。
投資金額(割合)の上限を決める。
リーマンショックで爆死したのは、はじめにちょっと儲かって、もっと資金を入れたらもっともうかる!とさらに投資資金をいれてしまったから。今回は、欲望にかられた状態で、投資資金を積み増してしまうパターンにはまらないようにしなくてはいけない。これ、またやりそうで怖いです。
リーマンショック級の大暴落がもう一回きても、死にたくならない程度の資金でやるようにしないと。若いときに投資でお金を吹っ飛ばして、40代でまた同じことをやったらさすがに学習しなさすぎですよね。
実際、どのくらい投資するのが妥当なのか確認したくていろいろ検索し、リスク資産にどのくらい投資するかというのはその人の「リスク許容度」で決まる、という記事をよみました。ずっとリスク許容度というのは、扶養家族の有無や子供の進路、借金(家のローンなど)の金額、収入と支出の差、あと何年稼げるかなど「経済的な要因」で決まるものと思っていましたが、それだけではなく、もう一つ重要な要素としてその人の「性格的な要因」が大きいというもので、正直読んだ瞬間は「え??投資金額に性格そんなに関係ある??」というのが感想でした。
「○○年間ためたお金が半分になってつらい」というつらさの感じ方が、人によって違うというのはあまり考えたことがなかったからです。経済的な要因としてはかることのできる部分の他の、理屈ではなく感じるつらさ。増やしたくて投資したのに減ってしまう悲しみ。これが強く感じられてつらすぎるひとはリスク許容度が低い、ということですね。増やすというより、円だけ・預金だけをもっているリスクを軽減する、という方向で感情的に減っても耐えられる金額だけ投資する、というのがわたしがするべき投資かもしれない。具体的にはとりあえず過去に出した損失分×2くらいを上限にしてみようと思います。完全になんの根拠もなくただ自分に耐えられた金額(50%下落までは経験済みの金額になる)ということで決めました!
投資金額の決め方は、本当にこれでいいのか?、やっぱりもっと理論的にきめたほうがいいんじゃないか?と迷うところもあるので、また見直したいと思います。
大暴落がきても投資を続ける
これまで大暴落がくると、「もう投資なんてしない!」となってしまっていました。今回40代でいまさら資産運用するのってどうなんだろうといろいろ調べると、「大局的には経済は発展すると信じて行うのが株式インデックス投資」だから、「株式インデックスファンドに毎月積み立て投資する場合は大暴落がきてもひたすら積み立てを続けること」というのがあって、過去そんなことを考えもせず銀行や雑誌のお勧めの投資信託をかっていて大暴落のときの心構えや考え方を持っていなかったなあと反省しました。
インデックスファンドを20年間保有する場合は元本割れする可能性はとても低くなるということなので、50才で投資したら70才になってやっと元本割れから脱出した、となる可能性があります。退職金で投資デビューはやめた方がいいと言われるのも納得です。運が悪い場合、60才で投資した投資信託が元本割れを脱出するのは80才という可能性があります。平均寿命が延び続けているので、60才で投資することもありだと思いますが、80才で使う用のお金を運用しておくくらいの感覚でやるべきということですね。20年間含み損をかかえて投資を継続する自信がないのですが、運が悪いケースの我慢の目安を知ることができてよかった。購入したインデックスファンドの評価額が7割減になっても20年売らない!実際そのときがきたら売りたくなっちゃいそうなのでここで宣言しておきます。未来のわたし、売っちゃだめだぞ!もう戻らないかもしれないと思っても抱えて死ぬくらいの気持ちでいようね!
【参考】
あなたのリスク許容度診断テスト(一般社団法人全国銀行協会)
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